東大教授が教えるやばい日本史
著者
本郷和人
経歴
東京都出身。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に
師事し日本中世史を学ぶ。大河ドラマ『平清盛』など
ドラマ、アニメ、漫画の時代考証にも携わっている。
おもな著書に『新・中世王権論』『日本史のツボ』
(ともに文藝春秋)
『戦いの日本史』(KADOKAWA)、『戦国武将の明暗』(新潮社)
『上皇の日本史』(中央公論新社)など。
歴史上人物の意外な一面
歴史を変えた人は、素晴らしい才能を持った人だと
誰もが知っています。
しかも尊敬して、憧れている人もいると思います。
ただ、その人にも欠点があり、しかも自分以上に
酷い欠点があると知ったらより一層その人に親近感が
湧くのではないでしょうか。
歴史を変えるほどの人物は真面目で素晴らしく
人の道に外れないと思っています。
ただ、実際はそれとは真反対のエピソードを
持っています。
これだけで今まで以上に魅力を感じますよね。
徳川家康の意外な一面
例えば、徳川家康。
誰もが知っている15代260年あまり続く徳川幕府を
作った偉大な歴史の人物です。
ただ、彼はとても臆病な人物だったのです。
三方ヶ原の戦いで当時戦国最強の武田信玄の軍と
戦った時のことです。
あまりにも歯が立たず、びびってしまいうんこを
漏らしてしまったそうです。
漏らしてしまったのはまあ仕方ないにしても
それを部下に指摘された時にこう言ったそうです。
「これはクソではない!腰につけていた非常食のミソがこぼれた!」
この誰にでもばれそうな嘘!
しかも匂いだって漏れていると思います。
これを家康は押し通したというエピソードが
この本には記述されています。
さらにその時の情けない顔やポーズを肖像画として残させ
家臣には、もしうんこを漏らしたときにばれないように
褌を白ではなく黄色にしたほうがいいと
アドバイスをしていたそうです。
歴史上の人物のいい面と悪い面を知る事ができるのは
貴重な機会だと思います。
人間は誰でもいい所も悪いところもある
いい面だけ知っていればいいじゃないか別にわざわざ
悪い面は知りたくないと思われるかと思います。
ただ、やはり人としていい面悪い面の両面性があると
魅力が倍増すると思います。
特に歴史に名を残す人物だと印象にとても残りやすいです。
偉人に対して自分と変わらない人としての魅力を
感じる事ができれば歴史自体がとても身近に
感じることができます。
自分にも色々出来るのではないかという可能性を
そのエピソードから感じる機会になるかもしれません。
その可能性を感じることが出来る本だと思います。
説明も漫画が多用してあり
その漫画のわかりやすい表情からも文章の内容が
知識としてイメージしやすい構成になっています。
歴史について詳しい人と自負している方が
改めて新しい知識として異人に対して興味が
広がっていくきっかけになる本だと思います。
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歴史上の人物の2面性を知りたい人は
サッと読めて実用的です。
歴史に興味があるとはいえ
字がたくさんで読みにくいのは大変ですよね。
そこで専門家である東大教授がわかりやすく書いた本から
学ぶのが一番オススメです。
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